波板コラム

軒先に屋根をDIYする手順を解説!簡易的に日よけできる製品も紹介

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「軒先に日よけや雨よけを設置したい」
「軒先の屋根はDIYでも設置できる?」

雨よけや日よけを設置するために、軒先に屋根を取り付けたいと考える方は多くいらっしゃいます。
しかし、正しいDIYのやり方がわからずに困惑してしまう場合も多いでしょう。

この記事では、軒先屋根のDIYをしたい人に向けて、手順や利用する材料について解説しています。
具体的な内容は以下の6点です。

・軒先に屋根をDIYで設置できるのか?
・木材×ポリカーボネートで軒先の屋根を作る手順
・アルミフレーム×ポリカーボネートで軒先の屋根を作る手順
・軒先に日よけ屋根をDIYする簡単な方法
・既存の軒先屋根を修理する場合の資材
・軒先の屋根の工事を頼みたい場合の連絡先は?

これから軒先屋根のDIYをする方は、ぜひ参考にしてみてください。

軒先に屋根をDIYで設置できるのか?

工具

日よけや雨よけ程度の簡単な軒先屋根であれば、DIYでも設置できます。
ただし高所作業の場合は危険が伴うので、できるだけ業者に依頼するようにしましょう。

DIYで軒先の屋根を設置する場合、以下の2パターンが主流になっています。

・木材×ポリカーボネートで設置
・アルミフレーム×ポリカーボネートで設置

具体的な軒先の新設手順については、以下で解説していきます。

木材×ポリカーボネートで軒先の屋根を作る手順

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木材を利用する場合は、土台となる基礎部分から設置していきます。
具体的な手順は以下のとおりです。

・基礎に穴を掘る
・土台の束石を水平に設置する
・木材を必要な長さにカットする
・カットした木材にニスを塗る
・支柱を組み合わせて枠を作る
・垂木をビスで固定する
・ポリカーボネートを固定する

木材×ポリカーボネートで制作した軒先屋根の完成形は、木の風合いを感じるナチュラルな仕上がりです。
多少手間がかかっても、本格的な外観を目指す場合は木材×ポリカーボネートを使った軒先を検討してみましょう。

アルミフレーム×ポリカーボネートで軒先の屋根を作る手順

テラス屋根

アルミフレームを利用して軒先屋根を制作する場合は、既製品の枠組みを組み立てて作るケースがほとんどです。
具体的な手順は以下のとおりです。

・好みの形のアルミフレームを用意する
・フレームにポリカーボネートを設置する
・壁側のフレームをビスで固定する
・ブラケットを設置する
・前面のフレームを設置して枠組みを完成させる
・枠組みの上にポリカーボネートを設置する

アルミフレームは壁面に取り付けるため、土台を作る必要がありません。
簡易的な雨よけや日よけを作りたい場合は、アルミフレーム×ポリカーボネートを使った軒先が手頃でしょう。

軒先に日よけ屋根をDIYする簡単な方法

DIY

軒先に屋根を設置する理由の多くは「雨よけ」と「日よけ」の2つです。
中には「軒先を増設するよりもっと簡単な方法が知りたい」と考える方もいるでしょう。

簡単なリフォームをしたい場合は、置くだけで取り付けられる軒先屋根を購入しましょう。
近年は工事不要で設置できる製品も増えており、簡易的に日よけや雨よけを実現できます。

代表的な設置式の日よけ屋根は以下の3つです。

・オーニング
・シェード
・パラソル

それぞれを詳しく見ていきましょう。

オーニング

オーニングは、建物の外側に設置して日差しを遮る可動式のテントです。
工具不要で簡単に設置できるため、DIY初心者でも取り入れやすいでしょう。

中には自動で開閉ができる機能もあり、日差しの状況によって庇の長さを変えられます。
また、ポールを立てるだけで簡単に設置できる商品もあり便利です。

オーニングの価格帯は幅広いため、予算と用途に合わせて製品を選ぶようにしましょう。

シェード

シェードはオーニングと同じく、生地で覆うことで日差しを遮る製品です。
設置は非常に簡単で、紐だけで設置できるものも多く販売されています。

オーニングと比べると簡易的な作りになりますが、その分価格も安価です。
8,000円前後で販売されているので、手軽に日よけを設置したい場合はシェードの利用を検討してみましょう。
インターネット通販やホームセンターで取扱いをしていることが多いです。

パラソル

海水浴やバーベキューで使用することが多いパラソルも、軒先の日よけや雨よけとして活躍します。

外壁に沿わせて設置できる半円タイプのパラソルも販売されており、住宅用としても利用されています。
使わないときは畳んで収納できる点は、パラソルならではのメリットです。

インターネット通販では半円型のパラソルでも1万円ほどで購入できます。
使用用途を考えて、自身に合ったパラソルを探してみるのもおすすめです。

既存の軒先屋根を修理する場合の資材

DIY

DIYで軒先屋根を修理する場合、まずは資材を決める必要があります。

代表的な資材は、以下の4つです。

・塩化ビニール
・アクリル板
・ガラスネット
・ポリカーボネート

それぞれの特徴について解説していきます。

塩化ビニール

塩化ビニールは「塩ビ」とも呼ばれる製品で、入手しやすく安価で利用できる点が特徴です。

デメリットは耐久性の低さで、耐用年数は約2〜3年が目安です。
塩ビは加工しやすく扱いやすいため、手軽にDIYしたい人には最適な資材と言えるでしょう。

アクリル板

アクリル板「割れないガラス」と呼ばれるほど高い透明度を誇る素材です。
耐久性に優れており、万が一破損した場合でもガラスのように周囲に飛び散ることはありません。

アクリル板は加工性が高く以前は頻繁に利用されていましたが、ポリカーボネートの普及後はあまり見かけなくなりました。

ガラスネット

ガラスネットは、塩化ビニールに「ガラス繊維」をはさむことで耐久性が強化された製品です。塩化ビニールとくらべて劣化しにくく、耐久性が優れています。耐用年数は4〜5年ほどです。

また、ガラスネットは色あせが起こりにくい特徴があります。
外観を気にする箇所の修理には、ガラスネットの利用を検討してみましょう。

ポリカーボネート

ポリカーボネートは「ポリカ」と略されることが多い、プラスチック製品です。
軽量で耐久度が高く、衝撃にも強いことから近年普及が広がっています。

ポリカーボネートの耐用年数は10年ほどが目安で、塩ビやガラスネットに比べて長持ちします。

また、最大の特徴として紫外線を通さないことが挙げられます。
紫外線の多いテラスやバルコニーには、最適な素材と言えるでしょう。

軒先の屋根の工事を頼みたい場合の連絡先は?

ポイント

軒先屋根の工事は、「建築板金業者」に依頼しましょう。

建築板金業者の種類には、以下の2パターンがあります。

・自社の職人が施工する業者
・実際の作業は下請けが行う業者

下請けを利用する業者の場合は、中間マージンが発生します。
経費が高くなれば工事費用も上がってしまうため、なるべく自社職人が施工する業者を選ぶようにしましょう。

また、建築板金業者を選ぶ際は以下の3点も意識してみてください。

・地域に根付いた営業をしているか
・建設業許可をもっているか
・国家資格を所持しているか

この3点にも注目することで、優良業者に巡り会える確率が上がるでしょう。

高所作業を自分で行う際は注意が必要

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現在はさまざまな資材が販売されており、誰でも簡単にDIYができるようになっています。しかし、高所作業は危険が伴う行為です。
屋根や家屋に登る場合は、細心の注意を払うようにしましょう。

きれいな外観を保つためには、専門業者への依頼がおすすめです。
波板プロでは、地域内のお客様向けにドローンを使った無料点検を実施しています。
「高所部分の修理をしたい」と考えている方は、ぜひ一度お問い合わせください。

ポリカーボネート製の波板の特徴とは?施工費用やサイズなどを解説では、波板に適した素材であるポリカーボネートをご紹介しています。
耐久性に優れた素材が欲しい場合はぜひご確認ください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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