波板コラム

波板はハサミでカットできる?切り方や施工の際の注意点などを解説

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波板は、軽くて耐久性が高い建材なので、DIYで使う素材としても人気があります。
波板にはさまざまなサイズがあり、ホームセンターや通販で気軽に買うことができますが、必要な寸法でオーダーすることは難しいです。
そのため、波板は自分でハサミでカットできるのかとお悩みになる方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、ハサミでカットできる波板の種類や、切るときの注意点などを紹介していきます。
DIYで波板を使いたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

波板は素材によってハサミでカット可能

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波板はさまざまな素材の製品がありますが、ハサミでカットできるタイプもあります。
ポリカーボネート製やガラスネット入りの塩化ビニル樹脂製、ガルバリウム鋼板製の波板は、ハサミやカッターでカットすることが可能です。
ガルバリウム鋼板製の波板は金属でほかの素材に比べて硬いので電動ノコギリを使用して切断するのも良いです。

 

波板をハサミでカットする手順

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波板をハサミで上手にカットするための手順は、基本的に以下のような流れになります。

・印をつける
・切り口の目印をつける
・ハサミでカットしていく

それぞれの手順を、詳しく説明していきます。
波板を自分でハサミでカットしようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

印をつける

波板を真っすぐにカットするために、表面に印をつけておきましょう。
波板は硬めの板でサイズも大きいため、ハサミで真っすぐ切るのは難しいためです。
印をつける際は、波板の山部分にマジックや鉛筆などでカットしていく箇所に点を打っておくとわかりやすいです。
印をつけていく際は、ものさしを使うと真っすぐな線が引けます。

 

切り口の目印をつける

波板をカットする際にハサミが通りやすくなるように、切り口の目印をつけておきましょう。
切り口とは、切断面のことを指します。
カッターやハサミの先端を使って、小さな穴をあけるようにして切り口の目印をつけていきましょう。

 

ハサミでカットしていく

波板に印をつけ終えたら、ハサミでカットしていきましょう。
ハサミで波板をカットする際は、刃先ではなく根元に力を入れるようにするときれいに切りやすくなります。

 

波板をハサミでカットする際の注意点

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波板をハサミでカットする際は、以下の2つの点に注意してください。

・真っすぐにカットする
・ケガに注意する

上記の注意点を確認しておくことで、波板をハサミでカットする際の失敗をできるだけ防げるでしょう。
それぞれの注意点の具体的な内容を、詳しく解説していきましょう。

 

真っすぐにカットする

波板は斜めにカットすると美観が損なわれて耐久性も落ちるため、真っすぐに切ってください。
斜めにカットしてしまった波板を施工すると、台風や大雨の影響で破損しやすくなります。
また、断面が斜めだったりガタガタだったりする波板の屋根は、見た目にも悪いです。
ハサミでカットする際は、ものさしを使って印をつけてから、真っすぐに切るようにしましょう。
さらに、波板をカットする場所も、スペースに余裕があり、平らになっている所を選ぶようにしましょう。

 

ケガに注意する

波板の切り口は鋭いため、カットする際にケガをしないように注意しておきましょう。
特に、角の部分は鋭くなっています。
また、カットしている最中も飛び散った破片でケガをしないように注意してください。
ハサミの扱いにも十分注意して、作業中は小さなお子さんが近づかないように配慮しておきましょう。

 

波板は素材によってはハサミでカットできる!ケガに注意しよう

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ポリカーボネート製やガラスネット入りの塩化ビニル樹脂製の波板はハサミやカッターでカットできます。
ただし、カットする際のケガには十分注意しておきましょう。
切り口に触るとケガをする恐れもあるため、ハサミを使う際は軍手で手を保護することをおすすめします。

「波板屋根って?ポリカーボネートって?」では、波板に適した素材をご紹介しています。
耐久性に優れた素材が欲しい場合はぜひご確認ください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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