波板コラム
カーポートのポリカーボネート屋根の耐用年数ってどれくらい?
「カーポートのポリカーボネートの耐用年数を知りたい」
「カーポートのポリカーボネートは破損していなくても交換は必要?」
カーポートのポリカーボネート屋根の交換を視野に入れた際に、交換目安が知りたい方は多いでしょう。
波板の状態が悪くない場合は、耐用年数が過ぎても交換しなくていいのかも確認しておきたいところです。
そこで、本記事では以下の4つの情報を解説します。
・ポリカーボネートの耐用年数
・交換目安
・交換する際にかかる費用
・耐用年数を長くする方法
この記事を読んでいただくと、ポリカーボネート屋根の正しい扱い方がわかります。
また、破損に伴う二次被害に遭う前に適切なタイミングで交換ができるでしょう。
Contents
カーポートのポリカーボネートの耐用年数はどれくらい?
ポリカーボネートの耐用年数は約10年です。
ただし、波板の状態が悪い場合や破損箇所が目立つ場合は、耐用年数が短くなることがあります。
またポリカーボネートは、耐久性・耐候性に優れていて長持ちしやすいです。
安価かつ衝撃にも強いため、既存の素材から乗り換える方が多いです。
カラーバリエーションが豊富な中、特に茶色系の色を選ぶと日差しをさえぎりやすいです。
カーポートのポリカーボネートは耐用年数が過ぎたら交換が必要?
耐用年数を過ぎたカーポートのポリカーボネートは、早めの交換が必要になります。
理由は、耐用年数が過ぎたポリカーボネートは、強度が低下して壊れやすい状態になる可能性が高いからです。
放置しておくと、小さな衝撃でも破損したり穴があいたりする危険性があります。
また施工から10年経過していない場合でも、雨漏りが発生している場合は、早めの交換が必要です。
あくまでも耐用年数は目安であり、波板の状態で交換のタイミングは変わります。
少しでも破損や劣化がある場合は、専門業者に調査を依頼した方が安心です。
耐用年数を過ぎたカーポートのポリカーボネート屋根を交換する費用
カーポートのポリカーボネート屋根の交換費用は、約5〜20万円です。
ポリカーボネートの材料費は、1枚あたり1,500~3,500円程度になります。
交換費用は、屋根の大きさや現場の環境によって変動します。
ただし、カーポートの多くは1階の高さにあるため、足場費用がかかることはなく費用が抑えられるでしょう。
また、施工の例と参考価格を知りたい場合は施工事例を、ご自宅の波板の状態と照らし合わせながらご覧ください。
カーポートのポリカーボネートの耐用年数を延ばす方法
カーポートのポリカーボネートの耐用年数を長くする方法に、以下の2つが挙げられます。
・高温を避ける
・留め具の緩みを確認する
それぞれの内容を解説していきます。
高温に晒さない
ポリカーボネートは高温に弱い素材です。
高温によって、ポリカーボネートが変形したり破損したりしやすい状態に陥る可能性があります。
変形した衝撃で隙間ができると、雨漏りが発生しやすいです。
そのため、高温は劣化を早める要因になります。
ポリカーボネート屋根の下では、バーベキューや花火など火を使う行為は避けてください。
留め具を定期的にチェックする
波板の留め具は、自然災害や経年劣化によってネジが緩む可能性が高いです。
ネジが緩むと、隙間から雨漏りが発生したり強風によって波板が破損したりします。
破損や雨漏り被害に遭わないためにも、定期的に留め具の緩みをチェックしましょう。
ちなみに、波板の状態が良い場合は、留め具だけの交換も可能です。
ポリカーボネート屋根は10年ごとの交換がおすすめ
カーポートのポリカーボネート屋根は、破損していなくても10年程度で交換することをおすすめします。
見た目は綺麗でも、経年劣化は進んでいます。
耐用年数を過ぎた状態や雨漏りが発生した場合は、早めに交換してください。
カーポートのポリカーボネート屋根の交換費用をより詳細に知りたい方は、波板の専門業者「波板プロ」に見積もりをご依頼ください。
お忙しい方でも、Googleマップを活用して算出した費用をお電話にてお伝えできます。
波板に関する内容は、お気軽にご相談ください。
「波板屋根って?ポリカーボネートって?」では、波板に適した素材をご紹介しています。
耐久性に優れた素材が欲しい場合はぜひご確認ください。
内野 友和
この記事は私が書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。
20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。