波板コラム

波板の裏表の確認方法とは?間違えると起こりうる問題も解説!

波板切断5

「波板の裏表の確認方法が知りたい」
「波板の裏表を間違えるとどのような問題が起きる?」
波板を施工する際、このような疑問が湧くこともあるでしょう。
あまり知られていませんが、波板には表と裏があります。
今回は、波板の裏表の確認方法や間違えると起こりうる問題について紹介していきます。
はじめて波板を施工する方は、ぜひこちらの記事を確認して失敗を防ぎましょう。

 

波板の裏表の確認方法

波板修理画像5

はじめに、波板の裏表の確認方法を紹介します。
確認方法を覚えておけば、波板の裏表を間違えずに施工できるようになるでしょう。

 

シールでチェックする

メーカーによっては、波板に「表」もしくは「裏」がわかるようにシールを貼っている場合があります。
シールが貼られているのが表か裏かはメーカーによってバラバラです。
しかし、裏表のどちらなのかはシールに記載されているため、よく確認しましょう。
また、表にだけUVカットや耐水処理が施工されている波板は裏表を間違えないようにシールが貼られている場合が多いです。
裏表を間違わないためにも、波板を施工する直前までシールを剝がさないようにしてください。
シールが剥がれた場合に備えて、波板の裏表のどちらかにあらかじめ印をつけておくのもおすすめです。

 

マットタイプの波板はザラザラしている面が裏側になる

片面がザラザラしているマットタイプの波板は、ザラザラしているほうが裏側です。
この点を覚えておけば、マットタイプの波板は触ってみると表裏がどちらかがすぐにわかります。

 

波板の裏表を間違えると起こりうる問題

波板修理画像12

裏表を間違えて施工してしまうと、波板の耐久性が低下してしまいます。
特に、ポリカーボネートの波板は一般的に片面に耐候処理がされています。
裏表を間違えて施工すると、紫外線によって経年劣化するスピードが速くなるでしょう。
裏表を間違えると、耐用年数よりも早い時期に劣化してしまうだけでなく、汚れや傷みが目立ち見た目も悪くなるでしょう。

 

波板の裏表を間違えた場合の対処法

カーポート波板施工1

波板の裏表を間違えて設置してしまうと、新しい建材を用意しなければいけません。
波板は山側に穴をあけて留め具で固定します。
しかし、裏表を間違えて施工した波板の山側に穴をあけても、実際は谷側に施工されていることになります。
裏表を間違えたため直そうと剝がしても、波板にあけた穴が谷側になるため雨漏りする可能性が高いです。
そのため、裏表を間違えた波板は破棄するしかありません。
費用を無駄にしないためにも、波板の裏表は絶対に間違えないようにしましょう。

 

波板の裏表を間違えないための方法

設計図

波板の裏表を間違えないようにするにはどうしたらいいか、以下で解説していきます。
波板の裏表を間違えないための方法は、主に3つです。

・表面に印をつける
・両面ともに施工可能なタイプを選ぶ
・優良業者に施工を依頼する

それぞれの方法を、詳しく紹介しましょう。

 

表面に印をつける

施工の際に裏表を間違えないためにも、波板の表面に印をつけておきましょう。
印をつける際は、鉛筆やマスキングテープなどを使うと跡が残りません。
また、水で落としやすいチョークを使用するのもおすすめです。
印だけでは間違えそうな場合は、「表」または「裏」と書いておくようにしましょう。

 

両面とも施工可能なタイプを選ぶ

波板を購入する際、両面とも施工可能なタイプを選ぶと裏表がどちらかと悩む必要がありません。
波板によっては、両面ともUVカットや防水加工がされている製品もあります。
どちらを表にしても施工できるため、安心して作業できます。

 

優良業者に施工を依頼する

優良業者に施工を依頼すれば、波板の取り付けを失敗せずに済みます。
何枚もの波板を使って施工する場合、「1枚だけ裏表を間違えてしまった」ということもあります。
DIYに自信がない方や波板を何枚も使って作業をする場合は、専門技術を持つ業者に依頼しましょう。
波板の施工はDIYでも可能です。
しかし、少しでも耐久性が高く見栄えのよい屋根をつくりたい場合は、業者に依頼するのがおすすめです。

 

波板の施工は優良業者に依頼して裏表を間違えないようにしよう

フックを使った波板 7

波板の裏表の見分け方や、間違えないようにするための方法などを紹介しました。
裏表を間違えて施工してしまうと、波板が劣化しやすくなります。
また、同じ波板で再度施工できないため、出費がかさんでしまいます。
波板をはじめて施工する方や、DIYの初心者は業者に工事を依頼したほうが安心です。

「波板屋根って?ポリカーボネートって?」では、波板に適した素材をご紹介しています。
耐久性に優れた素材が欲しい場合はぜひご確認ください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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