波板コラム

カーポートやベランダの屋根の波板をおしゃれにしたい方必見!おすすめ商品を紹介

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波板は、カーポートや駐輪場、テラスなどの屋根材によく使われている波型の建材です。
軽くて加工しやすく、値段もお手頃なのでいろいろな場所で使われています。
もともと波板はデザイン性が高くない建材でしたが、近年はおしゃれな商品も多数出てきました。
この記事では、おしゃれな波板商品の紹介や、施工する際の注意点などを解説します。
おしゃれな波板をお探しの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

おしゃれな波板商品の紹介

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現在、波板はさまざまな素材や色、透明度を持つ商品が販売されています。
以下にて、おしゃれな波板の商品の一例を紹介します。
おしゃれな波板を選ぶ際の参考にしてください。

 

シックで落ち着いた色合いのブラウンスモークカラーの波板

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ブラウンスモークカラーの波板は、シックで落ち着いた印象を与えます。
ある程度光を通すので、屋根の下が暗くなりすぎることがありません。
また、カーポートやテラスの柱や床の色を揃えると、グッとおしゃれ度が増すでしょう。

 

明るくて清潔感のあるオパールカラーの波板

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ホワイト調のオパールカラーは、明るくて清潔感がある印象を与えてくれます。
テラスの屋根に用いると、柔らかな光が差し込み、おしゃれな空間を演出できるでしょう。
ただし、オパールカラーは汚れが目立ちやすいです。
特に車通りの多い場所の屋根に施工した場合、汚れがつきやすいです。
こまめに掃除をしておかないと、かえって不潔な印象を与えてしまうため定期的なメンテナンスが必要です。

 

パッと目を引くブルーのカラートタンの波板

ブルーのカラートタン屋根は、昔からある定番の波板です。
ワイルドな印象があり、耐久性も高い製品です。
おしゃれ度の高いブルーのカラートタンは、ヴィンテージ風の建物の屋根への施工がおすすめです。
ただし、トタンはポリカーボネート製の波板に比べると倍近くの重量があります。
トタンの波板を施工する際は、柱が重みに耐えられるかどうか確認してから使用しましょう。
また、経年劣化するとサビが発生しやすく、見た目が悪くなるデメリットもあります。

 

シルバーが基調のガルバリウム鋼板の波板

ガルバリウム鋼板の波板

ガルバリウム鋼板は、亜鉛とアルミとシリコンを鋼板に付着させた板のことです。
耐久性や耐食性が優れており、長持ちしやすい特徴があります。
板の厚みは薄く、金属製のため、モルタル外壁や窯業系サイディングと比べると軽量です。
重量が軽いことから、カバー工法で使用しても耐震性にあまり影響はありません。
近年はカラーバリエーションが増えており、シルバーは不動の人気色です。
シルバーが基調のガルバリウム鋼板は、クールでおしゃれな見た目に仕上がります。

 

やわらかな質感と可愛らしい見た目がおしゃれなオンデュリン素材の波板

オンデュリンは、天然繊維にアスファルトを浸透させて作られた素材です。
耐久性が非常に高く、カラーは4色から選べます。
また、軽くて環境に優しい素材としても注目を集めています。
今までの波板にはなかった、柔らかな質感とおしゃれな色合いが楽しめる波板です。
ただし、耐火性が低いというデメリットがあります。
オンデュリンを施工した屋根の下では、火を扱わないようにしましょう。

 

波板の工事に必要な予算


波板の工事にかかる費用は、屋根の大きさや現場の環境によって異なります。
使用する素材でも変わるため、予算や環境を考慮して選ぶとよいでしょう。
一般的な6尺程度の波板の価格を以下にまとめたので参考にしてみてください。

・ポリカーボネート製:1,500~3,500円程度
・ガルバリウム鋼板製:2,000〜4,000円程度

ガルバリウム鋼板は少し高い価格設定ですが、どちらも人気の素材です。
特にベランダやカーポートの屋根にはポリカーボネートが選ばれています。
加工がしやすく、外観に馴染む仕上がりになるのが魅力です。
ベランダに施工する場合は、上記に足場費用10万円程度が上乗せされます。
工事の予算を組む場合は、5~20万円程度が目安になるでしょう。

 

おしゃれな波板を施工する際の注意点

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波板の素材をおしゃれさだけで判断した結果、耐久性やメンテナンス方法などに問題が生じるケースもあります。
以下に覚えておきたい点を紹介するので、波板を選ぶ時の参考にしてください。

・耐久性もよく確認する
・設置場所に合わせてデザインを選ぶ

それぞれの内容を解説します。

 

耐久性もよく確認する

おしゃれな波板を施工する際は、耐久性をよく確認してください。
おしゃれな波板でも、耐久性が低い商品の場合すぐに交換しなければならず、工事費用がかさみます。
おしゃれな波板を施工する際は、見た目だけでなく性質や耐久性もチェックして、納得のいく商品を選ぶようにしましょう。

 

設置場所に合わせてデザインを選ぶ

波板の色の種類は多く、どれにしようかと迷ってしまいがちです。
色の選択に迷う場合は、設置場所に合わせて選んでみましょう。
駐車場のように目隠しが目的になる部分は、マット系やオパールのように中が見えない色を選ぶとよいでしょう。
目隠しができれば、屋根下で気兼ねなく作業ができます。

また、ベランダは日差しによって暑くなりやすいため、クリアは向いていません。
ベランダによく日が差し込む場合は、ブラウンのような暗色系のカラーを選びましょう。

 

おしゃれな波板の施工を依頼できる業者の種類


おしゃれな波板の施工を依頼できる業者は多数あります。
業者は大きくわけると、直接依頼できるケースと下請け業者に依頼するケースの2パターンです。
選ぶ際は、誰が施工を担当してくれるのか確認するとよいでしょう。
依頼先の候補は以下の通りです。

・建築板金業者
・リフォーム会社
・ホームセンター

それぞれの特徴を解説します。

 

建築板金業者

波板の施工は、基本的に建築板金業者が行います。
建築板金業者は、建物、ベランダ、カーポートなど、さまざまな屋根に波板を施工できる業者です。
屋根工事のプロフェッショナルなので、安心して施工をお願いできるでしょう。
下請け業者として活動していることもありますが、お客様から直接依頼されて工事するケースが大半です。

直接工事を依頼すれば仲介手数料がかからず、打ち合わせもスムーズに行えます。
直接工事をお願いできる建築板金業者が見つかる場合は、優先的に依頼するのがおすすめです。
一度インターネットで「〇〇市 建築板金業者」のような単語で検索してみるとよいでしょう。

 

リフォーム会社

おしゃれな波板の施工はリフォーム会社も対応できます。
リフォーム会社の特徴は、多くの業者と提携していることです。
リフォーム会社へ依頼すれば、すぐに施工できる業者を斡旋してもらえます。
時間や労力をあまりかけたくない場合は、選択肢に入れるとよいでしょう。

ただし、営業費用として
中間マージンが発生するため、工事の総額は高くなります。
自社で施工するリフォーム会社もあるため、事前に自社職人の有無を確認しておくとよいでしょう。

 

ホームセンター

リフォーム会社と同様、地域のホームセンターに依頼しても提携業者を紹介してもらえます。
地域にあるホームセンターは、気軽に相談できるのが魅力です。

ホームセンターへ依頼する際の注意点は、施工までどのような業者が来るかわからないことです。
業者へのこだわりがない、気軽に依頼したい場合にホームセンターは向いているでしょう。

また、業者を紹介してもらうと中間マージンも発生するため、直接依頼するよりも割高になることは覚えておきましょう。

 

おしゃれな波板の施工を依頼する業者を選ぶ際のポイント

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おしゃれな波板の施工を業者に依頼する場合は、どのようなポイントを押さえておくべきか解説していきます。
安心して施工を依頼できる業者をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

担当者が親身になって話を聞いてくれる

担当者が親身になって話を聞いてくれる業者は、信頼できる会社です。
業者によっては自分たちの知識や経験に頼り、依頼主の話をよく聞いてくれない場合があります。
こちらの希望や意見に対して親身になって対応してくれない業者は、工事の際も不安を抱えることになるため、依頼は避けておきましょう。

 

施工実績と波板の知識が豊富な業者を選ぶ

施工実績が多く、波板の知識が豊富な業者を選ぶようにしましょう。
ホームページに「当社が扱っている波板」や「施工実績」などの記載がある業者を選ぶのがおすすめです。
施工実績と波板の知識が豊富な業者は、おしゃれな商品の提案や、施工の際のアドバイスなどをしてくれるため安心して依頼できます。

 

見積もりを数社に出してもらう

依頼する業者をいくつか絞れてきたら、相見積もりをしましょう。
相見積もりは、見積もりを数社に出してもらい、見積書の内容を比較することです。
相見積もりすることで、工事価格の相場や業者の質がある程度わかってきます。
見積もりを比較した際、丁寧な内訳を記載している業者は信用ができます。
相見積もりでは、工事価格だけでなく、見積書の内容も確認して、信頼できる業者を見つけましょう。

 

地域密着型の業者を探す

地域に密着して活動しているかについても、業者選びの判断材料です。
地域に根付いた営業をしている業者であれば、安心して工事を依頼できます。
地域の特色を考慮して素材の候補をピックアップしてくれるので、初めてのリフォームでも安心です。

業者の候補が見つかったら、近所の口コミやインターネットの評判もチェックするのがおすすめです。
近隣の評判が良ければ、信頼感が高まります。
また、地域で活動する業者に依頼すると、トラブルが起きた際もすぐに駆けつけてもらえるメリットもあります。

 

国家資格や許認可を取得している業者を探す

建築板金技能士といった国家資格や、建設業許可のような許認可を持っている業者は、高い技術を保有している傾向があります。
それぞれ簡単に取得できるものではなく、厳しい条件をクリアして得られる資格です。
実務経験も関係しており、取得にふさわしいと判断された業者だけが取得できます。

もちろん資格を取得していなくても工事自体は可能です。
建設業許可は500万円以上の工事を受注する場合に必要な許認可であって、波板のような小規模工事を受ける際に有無は関係しません。
しかし、国や自治体から評価された、高い技術を持つ職人に依頼したほうが安心できるのは間違いないでしょう。

 

おしゃれな波板を設置する際の疑問を解消


おしゃれな波板を設置するために業者選びや素材決めを行っても、施工について詳しく知りたいと思う方もいらっしゃるでしょう。
さまざまな情報をリサーチしても「実際どうなの?」と疑問を抱く方は多いはずです。
そこで、経験豊富な「波板プロ」がよくある疑問にお答えしていきます。

 

見た目がおしゃれな波板は施工金額が変わる?

波板の見た目で施工金額が変わる場合もあります。
施工金額は素材、現場環境によって変動し、具体的には加工のしやすさや足場の有無が関係しています。

主に使われている素材は「プラスチックのポリカーボネート」と「金属製のガルバリウム鋼板」です。
DIYにも選ばれるほど加工がしやすいのはポリカーボネートで、施工金額も安く設定されています。

 

見た目によって波板の耐用年数が変わることはある?

波板の見た目がおしゃれだからといって耐久性が落ちることはありません。
波板の耐用年数は材質によって決まります。
現在主流になっているのは「ガルバリウム鋼板」と「ポリカーボネート」です。

ガルバリウムの耐用年数は15〜20年程度と長いことが特徴です。
ポリカーボネートの場合は、耐用年数が10年程度になります。
見た目にこだわりつつ、持ちの良さも考慮しながら素材を選ぶとよいでしょう。

 

DIYでもおしゃれな波板を設置できる?

工具と材料を揃えれば、DIYでも波板は設置できます。
必要な材料はホームセンターや通販で揃うので、あわせておしゃれな波板を探すとよいでしょう。

ただし、業者へ依頼した場合と比較してクオリティに差が出やすいのは覚えておきましょう。
波板を切って固定するだけのように思えますが、真っ直ぐ切るのは難しく、留め具の固定間隔を間違えると強度が低下します。
さらに、施工不良が起きて修理しても、また不具合を起こす可能性があります。
特別な事情がない限り、施工は業者に依頼するのがおすすめです。

 

おしゃれな波板の施工は何日で完了する?

既存の波板を撤去して新しい素材を張る場合、特殊な環境でなければ通常1〜2日で作業が完了します。

波板プロでは、近隣住民に迷惑がかからないように、スムーズな施工を心掛けています。
交換時に骨組みの溝に詰まったゴミも掃除するので、次のメンテナンスまで期間が空くでしょう。

 

おしゃれな波板でオリジナリティのある屋根に施工しよう

波板屋根修理専門店

今では、おしゃれな波板がたくさん販売されています。
工夫次第で、個性的でおしゃれな屋根を施工できるでしょう。
ただし、施工する波板の耐久性や耐火性、耐汚性などを必ず確認しましょう。
耐久性が低い波板は、屋根への施工には不向きです。
また、耐火性が低い波板の下では火気は使えません。
デメリットも考慮しつつ、お気に入りのおしゃれな波板を見つけて、オリジナリティのある屋根に仕上げましょう。

「波板屋根って?ポリカーボネートって?」では、波板に適した素材をご紹介しています。
耐久性に優れた素材が欲しい場合はぜひご確認ください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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