波板コラム

波板にはどんな色がある?おすすめのカラーも紹介!

波板(ポリカ)6

「波板にはどんな色がある?」
「波板のおすすめカラーが知りたい」
波板を張り替える際、どんな色にしようかと悩む方も多いでしょう。
波板の色を明るくしたり暗くしたりすることで、雰囲気も大きく変わります。
この記事では、波板の色について以下の内容をくわしく紹介していきます。

・波板の色の種類
・施工箇所に合うおすすめカラー

波板の色の種類を把握することで、どのようなカラーにするか選びやすくなるでしょう。

 

波板の色の種類

波板

波板の色の種類は、主に以下の6種類です。

・透明(クリア)
・ブラウン
・スモーク系
・マット系
・オパール
・ミルク

波板のそれぞれの色の特徴を以下でチェックしてみましょう。

 

透明(クリア)

透明(クリア)の波板は、全光線透過率がおよそ90%と高いため、日光をよく通します。
そのため、屋根の下をできる限り明るくしたい方には、おすすめなカラーです。
ただし、目隠し効果がなく汚れが目立ちやすくなってしまうという点がデメリットとなります。
光を通すことで洗濯物が乾きやすくなるため、ベランダに利用されるケースがあります。

 

ブラウン

ブラウンの波板は、淡く光をさえぎる効果があります。
ブロンズに似たきれいな色合いで、色にこだわりがある方には人気です。
主にカーポートやベランダなどに使用されています。

 

スモーク系

スモーク系は、光を通しにくいように加工されているカラーです。
スモーク系には、グレースモークがあります。
グレースモークはシルバー系の骨組みと合わせやすいため、近年人気を集めているカラーです。

 

マット系

マット系のカラーは透明でありながらも曇りガラスのような加工がされています。
そのため、波板自体はぼやけて見えますがそれほど暗くはなりません。
マット系では、クリアマットやブロンズマットなどのカラーがあります。

 

オパール

オパールは、白っぽさのある半透明の色で、乳白色ともよばれるカラーです。
目隠し効果があるため、壁材としてもよく使用されています。
また、光を取り入れて明るい印象になるため、テラス屋根にもおすすめなカラーです。
ただし、汚れが目立ちやすかったり、曇り空だと暗くなってしまったりするというデメリットもあります。

 

ミルク

ミルクははっきりとした白い色が特徴的なカラーです。
ただし、白い色のオパールと比べると、ミルクには透け感がありません。
倉庫の屋根や側壁に使われることが多いです。

 

波板の施工箇所ごとのおすすめな色

カーポート波板施工4

波板を施工する際、光を通したいのか遮断したいのかで、色を選ぶ基準が変わってきます。
波板を屋根として使用されるのは、主に以下の3つの箇所です。

・テラス
・駐車場
・ベランダ

上記の3つの施工箇所におすすめなカラーをくわしく見ていきましょう。

 

テラス

テラスは、明るさを維持しつつ、汚れが目立たない色がおすすめです。
おすすめは、ブラウンやオパールといった明るいカラーになります。
また、住宅のサッシに合わせて色を選ぶのもよいでしょう。
ウッドデッキやフェンスなどに合わせるのも、統一感が増して、外観を美しく見せられるのでおすすめです。

 

駐車場

駐車場に使われる波板は、透明だと太陽光が当たりすぎてしまうため、暗めの色を選ぶことをおすすめします。
暗めな色を選ぶことで、夏は車内の暑さ対策にも多少効果が期待されます。
また駐車場の側面の目隠し部分は外から中が見えないマット系やオパールが選ばれることが多いです。
おすすめのカラーは、グレーやブラウンです。

 

ベランダ

ベランダは、太陽光が少しでも当たるような色がおすすめです。
洗濯物を干す場合に、光が入った方が乾きやすくなるためです。
クリアを選ぶ人は意外と少ないです。なぜかというと夏の日差しがモロにはいってきてしまい、とても暑いし、眩しいからです。ブラウンが多く採用されます。

 

波板の色はさまざま!お好みのカラーを選んで施工しよう

波板切断5

波板の色はクリアやブロンズ、グレーなど多くの種類のカラーが販売されています。
それぞれの色に特徴や期待される効果があるので、施工場所に合わせて選ぶのもよいでしょう。
そして、理想のイメージに合わせて、お好みのカラーを選んで施工しましょう。

「波板屋根って?ポリカーボネートって?」では、波板に適した素材をご紹介しています。
耐久性に優れた素材が欲しい場合はぜひご確認ください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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