波板コラム

波板に穴をあける方法とは?手順や施工の際の注意点を解説!

フックを使った波板 6

「波板はどうやって穴をあけたらいいのだろう」
波板をはじめて施工する際、こうお悩みになるのではないでしょうか。
この記事では、波板を留め具で固定するための穴をあける方法や、施工の際の注意点などを紹介します。
波板の穴をあける方法をこの記事で確認していただくと、施工の際の失敗を避けやすくなるでしょう。

 

波板に穴をあける際に必要な道具

工具

波板に穴をあける際は、以下のような道具が必要です。

・電動ドリル
・専用のキリ
・ペン
・定規

波板は等間隔でまっすぐに穴をあけなければいけないので、定規があると失敗を防ぎやすいです。
穴をあける箇所にペンで印をつけて、施工するようにしましょう。

 

波板に穴をあける際の手順

費用

波板に穴をあける手順は、以下のような流れになります。

・穴をあける箇所に印をつける
・穴をあける

それぞれの手順の具体的な内容を解説します。

 

波板の穴をあける箇所に印をつける

波板の穴をあける箇所に、ペンや鉛筆で印をつけましょう。
波板に穴をあける際は、丁寧に下準備をした方がきれいに仕上がります。
水性ペンでは波板がインクをはじいてしまうこともあるので、油性ペンの使用がおすすめです。
印の跡をあまり残したくない場合は、鉛筆を使いましょう。

 

電動ドリルやキリで穴をあける

電動ドリルやキリで、印をつけたところに穴をあけます。
施工する際は、留め具よりやや大きめに穴をあけるようにしましょう。
また、波板はツルツルとしていて滑りやすいので注意して施工してください。
穴は谷側ではなく山側にあけます。
しかし、施工の際は波板をひっくり返して谷側になった部分に穴をあけると滑りにくく作業しやすいです。

 

波板に穴をあける際の注意点

波板

波板に穴をあける際には、いくつかの注意点があります。
ここでは、波板の施工がはじめての方が留意しておくべきポイントを解説します。

 

波板の穴は山側にあける

波板の穴は、必ず山側にあけてください。
波板には山と谷があります。
谷側に穴をあけると雨漏りがします。なぜなら、波板の上に降った雨水は谷側を通過して上から流れてくるからです。また、谷側に穴をあけると、留め具が施工できません。
波板には裏表もあるため、間違えて谷側に穴をあけてしまうとやり直しができません。
波板を新しく用意しなければいけなくなるため、施工の際は十分に注意しておきましょう。

 

波板の穴は5山間隔であける

波板の穴は5山間隔であけるのが一般的です。
しかし、台風が年に何度も通過したり強風が吹きやすかったりする地域は、山の間隔を狭めて穴をあけましょう。
「穴の間隔をどのくらいにしていいかわからない」という場合は、専門業者に相談して施工してもらいましょう。
波板はしっかり固定しておかないと、強風で飛ばされたり破損しやすくなったりします。
素人の判断で波板の穴の間隔を決めてしまうと、思わぬ事故につながる可能性もあります。
波板の穴は5山間隔であけることを基本として、地域や状況によって調整しましょう。

 

ケガに注意する

波板に穴をあける際は、ケガに注意して作業してください。
波板に穴をあける道具は、使い方を間違えると大きなケガを負う場合があります。
特に、電動ドリルの取り扱いには注意しておきましょう。
穴をあける際は軍手をしたり専用のメガネをかけたりして、体を保護しましょう。
また、小さい子どもが作業現場に近づかないように注意してください。

 

波板の穴あけはDIYでも行える?

DIY

波板の穴あけはDIYでも可能です。
しかし、ケガをしたり失敗したりする可能性があります。
特に、ベランダやカーポートなどの屋根に波板を施工する場合、10枚近くの穴をあけなければいけないケースがあります。
枚数の多い波板の穴あけは素人では失敗する可能性があるでしょう。
また、波板の穴を1度あけるためだけに電動ドリルを購入するのはもったいないと思われるかもしれません。
多数の波板の穴あけは無理をせずに、業者へ依頼しましょう。

 

波板に穴をあける際はケガに注意!不安な方は業者に依頼しよう

波板 人物2

波板に穴をあける際は、ケガに注意して必ず山側に施工するようにしましょう。
また、何枚もの波板に穴をあけなければいけないときや、DIYに不慣れな方は、無理をせずに業者へ依頼しましょう。
特に、波板を屋根に使う場合はきれいに穴をあけないと雨漏りの原因となります。
施工不良を防ぐためにも、波板の穴あけは業者への依頼が安心です。

「波板屋根って?ポリカーボネートって?」では、波板に適した素材をご紹介しています。
耐久性に優れた素材が欲しい場合はぜひご確認ください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

Contactお問い合わせ

0120-945-251

年中無休 24時間受付中