波板コラム

波板屋根の雨音がうるさい場合の対策法とは?施工の際の注意点も紹介

透明な波板

「波板屋根の雨音がうるさいので対策法が知りたい」
「波板屋根の雨音を対策する上での注意点が知りたい」
波板屋根の雨音がうるさい状態が続くと、このように対策法を知りたいという方も多いでしょう。
また、対策をすることで完全に雨音が聞こえなくなるのかも確認しておきたいところです。
そこで、本記事では以下の3つの情報を解説します。

・波板屋根の雨音がうるさい原因
・波板屋根の雨音の対策法
・雨音を対策する上での注意点

波板屋根の雨音がうるさいと私生活に影響が出る可能性が高いため、ぜひこの記事を参考に対策をしてみてください。

 

波板屋根の雨音がうるさい原因

波板修理画像1

波板屋根は素材が薄いため、雨音が響きやすいです。
特に、金属系のトタン製の波板は音を通しやすい性質を持っています。
金属系のトタン製の波板には、亜鉛が含まれており、熱や音の伝導率が高いという性質があるからです。
一方で、ポリカーボネート製やガルバリウム製の波板は、トタン製よりも雨音は小さくなります。
波板屋根の雨音がうるさいと感じる場合は、対策をすることで音が小さくなる可能性があります。

 

波板屋根の雨音がうるさい場合の対策法

フックを使った波板 7

波板屋根の雨音がうるさい場合の対策法を3つ紹介していきます。
それぞれの対策法のポイントを解説していくので、波板の雨音にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

波板の勾配を変える

波板の勾配を急角度にすることで、雨音を抑えられる場合があります。
勾配を急にすることで、一度に屋根に当たる雨の量が減らせるため、雨音を抑えやすいです。
しかし、屋根の勾配を変えるとなると大掛かりな工事となってしまう点がデメリットとなります。

 

防音シートを張る

波板屋根の上に防音シートを張ることで、雨音を抑えられます。
防音シートが雨を受けるため、音が響きにくくなる仕組みです。
しかし、波板に防音シートを張ることで、屋根の下が暗くなってしまいます。
波板屋根の下が暗くなると困るという場合は、屋外用のライトを足元や壁に設置するとよいでしょう。

 

トタン製なら別の素材の波板に交換する

波板屋根がトタン製の場合は、雨音が響きやすいため別の素材に交換してみましょう。
交換する素材は、ポリカーボネート製やガルバリウム製がおすすめです。
ポリカーボネート製もガルバリウム製も耐久性が高く、軽量なので施工がしやすいです。
また、トタン製に比べてサビにくいというメリットもあります。
耐用年数もポリカーボネート製は10年、ガルバリウム製は15~20年と長いので、メンテナンスの頻度を抑えられるでしょう。
トタン製からポリカーボネート製に交換すると、雨音を防ぎやすくなるほか、耐久性の面でもメリットが多数あります。

 

波板屋根の雨音対策をする際の注意点

ガルバ波板1

波板屋根の雨音対策をする際の注意点を2つ紹介します。
これから雨音対策をしようと検討している方は、失敗を防ぐためにも注意点を理解した上で行いましょう。

 

高所作業に注意する

防音シートを張ったり、波板の素材を交換したりする作業は高所で行うことになるため注意が必要です。
波板屋根の雨音対策をするときは、はしごや屋根にのぼる必要があります。
そのため、高所作業に慣れていない方は転落してケガをする恐れがあります。
高所での施工が難しかったり、ケガをする危険性が高かったりする場合は、専門の業者に雨音対策を依頼するようにしましょう。

 

雨音が完全に消えるわけではないということを覚えておく

波板屋根は、対策をしても雨音が完全に消えるわけではないということを覚えておきましょう。
波板の素材は全て薄いため、交換や対策をしても音は響きやすいです。
ポリカーボネート製やガルバリウム製の波板に防音シートを張っても、雨音が多少聞こえる場合があります。
対策法は、波板屋根の雨音のうるささを軽減できる方法にすぎないということを覚えておきましょう。

 

波板屋根の雨音は適切な対策をしてうるさい音を軽減しよう

波板(ポリカ)6

波板屋根の雨音がうるさい場合は、適切な対策をすることで音が軽減されます。
ただし、雨音対策をしても音が完全に聞こえなくなるわけではないことも覚えておきましょう。
また、雨音対策を行う際は高所作業になるため、施工する際はケガをしないように注意が必要です。
高所作業でのケガを防いだり、波板屋根の雨音を軽減したりするためにも、施工は適切な対策を行ってくれる専門業者へ依頼するようにしましょう。

「波板屋根って?ポリカーボネートって?」では、波板に適した素材をご紹介しています。
雨音がひびきにくい素材を探す方はぜひご確認ください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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