波板コラム

カーポートの屋根はDIYできる?手順や注意点を詳しく解説!

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「カーポート屋根の修理はDIYでできる?」
「DIYで修理する際の手順や注意点を知りたい」
カーポート屋根の修理はDIYで行えるのかと、このような疑問を持つ方も多いでしょう。
実際には、カーポート屋根の施工はDIYでできる場合もあるのです。
この記事では、DIYでカーポート屋根の施工を行うために必要な以下の情報を、くわしく解説していきます。

・施工に必要となる道具
・DIYで施工する際の手順と注意点
・DIYのメリット・デメリット

記事を読めば、DIYで行うカーポート屋根の施工の失敗を避けやすくなるでしょう。

 

カーポートの屋根をDIYで施工する際に必要な道具

工具

カーポート屋根をDIYで施工する際には、主に以下の5つの道具が必要となります。

・新しい屋根材
・ビスや釘などの留め具
・脚立
・カッターやハサミ
・ドライバー

新しい屋根材は、取り付けられている既存のタイプと同じサイズを購入する必要があります。
サイズを測る際は、破損していない既存の屋根材を枠から取り外して、縦と横の長さと厚みを確認するようにしましょう。
そして、購入した屋根材のサイズが合わなかった場合はカッターやハサミなどを使用して調整します。
ドライバーは、インパクトドライバーという電動タイプを使用すると留め具を締め付ける力が強くなるのと、作業効率が上がるためおすすめです。

 

カーポートの屋根をDIYで施工する際の手順

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カーポートの屋根をDIYで施工する際の手順は以下の流れになります。

・既存の屋根を取り外す
・下地の溝部分を掃除する
・屋根材をカットする
・屋根に屋根材を施工する
・留め具で固定する

作業内容をくわしく確認していきましょう。

 

既存の屋根を取り外す

カーポートに設置してある既存の屋根を外していきます。
屋根材は、ビスで留めてあるパターンと枠に押し込まれて施工されているタイプの2種類があります。
ビスで留められている場合は、留め具をひとつひとつ取り外してから屋根材を外しましょう。
ビスなしで施工されている場合は、ドライバーを屋根材と下地の隙間に差し込んで浮かせてから取り外していきます。
ドライバーを差し込む際は、下地を壊さないように注意しましょう。

 

下地の溝部分を掃除する

屋根を取り外した際に溝を掃除していきます。下地の溝は雨樋になっているため、掃除が必要です。
下地の溝部分にたまったゴミやホコリなどは、屋根材を外した時でなければ掃除ができません。
そのため、屋根材の交換時は念入りに掃除をすることをおすすめします。

 

屋根のサイズに合わせて屋根材をカットする

屋根のサイズに合わせて、屋根材をカットしていきます。
既存の屋根材がすでに加工されていて、ご自宅のカーポートに合うようにサイズが調節されている場合もあります。
既存屋根と同じ寸法にするために、必要があればカットしていきましょう。

 

屋根に屋根材を施工する

屋根の下地に新規の屋根材をはめ込みながら施工していきます。
屋根材を取り付けていく際は、端を少し曲げながら行うと、はめ込みやすくなります。
ポリカーボネートの屋根材には裏表があるため、取り付ける際は間違えないように注意しましょう。
ポリカーボネートの屋根材の裏表の確認は、貼ってあるシールの表記をチェックしてみてください。
また、屋根材に保護ビニールが貼られている場合は、施工中に破損するのを防ぐためにもつけたままにして施工後に外すようにします。

 

留め具で固定する

屋根材を下地にはめ込んだら、留め具で固定していきます。
留め具をドライバーで全て取り付けたら、最後に保護ビニールを外して施工完了です。

 

カーポートの屋根をDIYで施工する際の注意点

DIY

カーポートの屋根をDIYで施工する際にはケガをしないように注意が必要です。
特に、高所で作業したり、屋根材をカットしたりする際は事故につながりやすくなります。
DIYで修理をする際は、ケガに注意して、慎重に作業を進めましょう。

 

カーポート屋根をDIYで施工するメリットとデメリット

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カーポート屋根をDIYで施工するメリットとデメリットをくわしく紹介していきます。
DIYで施工するべきか業者に頼むべきかを判断する際に、下記の内容を参考にしてみましょう。

 

カーポート屋根をDIYで施工するメリット

DIYで施工する際のメリットは費用を抑えられることです。
たとえば、業者にカーポート屋根の施工を依頼する際の費用相場は、8枚の交換の場合で6万円ほどとなります。
しかし、DIYで屋根の施工を行うと材料費しかかからないため、1万円ほどで抑えられる場合もあるのです。
両者を比べてみると、DIYで屋根の施工を行う方が費用は安くすむでしょう。

 

カーポート屋根をDIYで施工するデメリット

カーポート屋根をDIYで行うと施工不良が起きたり、見た目が悪くなったりする場合があります。
さらに、高所での作業中やカッターを使っていてケガをしてしまう恐れもあるのです。
結果的に、ケガや施工不良で思わぬ出費がかさみ、さらにお金がかかってしまうこともあるでしょう。

 

カーポートの屋根はDIYより業者に依頼してきれいに仕上げよう

波板交換 人物&ロゴ

カーポートの屋根は、破損箇所の程度によってはDIYで行える場合もあります。
しかし、一部の破損だとしても全体的に劣化していて、屋根材を全て交換したほうがよい場合もあるのです。
他にも、作業中のトラブルにより取り付けが上手くいかなくなるケースも考えられます。
そのため、カーポートの屋根は業者に施工してもらった方が安心ですし、長い目で見れば将来的にかかるコストを抑えられるでしょう。
カーポートの屋根の施工は、DIYで行うよりも業者に依頼してきれいに仕上げてもらいましょう。

「波板屋根って?ポリカーボネートって?」では、カーポート屋根に適した素材をご紹介しています。
耐久性に優れた素材が欲しい場合はぜひご確認ください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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